京都市と乙訓地区の中学生が受けている共通試験で「学習確認プログラム」というものがあります。年間で定期的に受けるもので、渡される試験結果の資料としては、教科別の自分の点数と、全体の教科別平均点、全体の自分の点数と、全体の平均点、それぞれが、棒グラフで自分がどの棒のエリアに位置しているか、視覚的にわかるようになっています。
どの棒に位置しているかを見れるのはよいと思うのですが、偏差値がないのです。例えば、受験の指針をする場合は、偏差値がないのでちょっと情報としては、物足りなさを感じます。
中学1年のうちから、あまり偏差値の結果で一喜一憂しても、最後のゴールまで持たなくなってしまいかねないですが、例えばの目標設定をしたい場合でも、あったほうが良いかと思いますがどうなんでしょうか。
京都の入試制度の長年のシステムだった「バス亭制度」がなくなってしまった今、学力での高校の序列化は当然の流れになってきますし、制度改定から2度の入試が終わりましたが、去年より今年という風に、学力に対する意識は確実に高まっています。
そういった現在の自分の立ち位置の目安としては、是非偏差値の表示をお願いしたいですね。もはや、公立中学の内部では順位掲示もしていませんし、順位も教えてもらえません。
高校受験がゴールではないでしょうから、大学受験までの長ーいスパンで考えた場合、私立の方が良いかも?という考えのご家庭も多数聞きます。
もともと優秀な私立高校が多くある京都ですから、地方の方のいわゆる「滑り止めのための私立」という感覚とはまた違っています。当然、私立は学力判断のところが多いでしょうから、中学も1年のうちから意識を持ってとりくまなければ、これからはなかなか難しい流れになっている気がします。