塾では毎回宿題があります。たしか今までは、塾の先生が○○ページから○○ページまでと指示してくださっていたと思いますが、最近は、息子に「宿題どこまでできる?」と聞いてくるそうです。
そして息子は「6ページくらいできます」といったそうです。のせられてますね・・・。だって、いままでそんなに沢山のページがあったら、すごく嫌々やっているレベルです。なのに、聞かれたからちょっとカッコつけたんじゃないかと思います。
なるほどと思いました。この塾は「自主学習」を大切にしています。結局、あれをやって、これをやってと膨大な量をこなさせても、中学以降、例えば高校や大学、社会人になっても、この「指示待ち症候群」になってしまうことを心配されているようです。
自分で学習する量をきめさせて、もし、その答えが少ない量であってもおそらくOKなのでしょう。ただ、自分から約束したことをやりきるということが狙いなのではないでしょうか。そして、可能であれば少しづつ量を増やしていく・・・。ということなのかもしれません。
実際、息子自身は、自分が宣言した宿題の量を、ちょっと多いかなと思ったそうですが、普通にやりきるつもりのようでした。言ったんだからやるでしょ。みたいな返答でした。
親子ではなかなか、こう素直にできないとこかもしれませんね・・・。どうしても、一言二言多く言ってしまいますから・・・。
親はどうしても、ついつい目先の成果を求めてしまいますが、もっと長い目で成果を考えてあげなければいけないのかもしれません。
この中学1年の間でも、本当はずいぶん価値観を変えてきているところはあるんです。自分にも厳しく見れるようにもなってもきていますし、でも、目標としているものが息子にとってかなり高レベルなために、ついつい「もっともっと」と先を急ぎ過ぎているかもしれません。
今回の塾の「宿題の量を決めさせる」という思い切った対応に、ちょっと今までを振り返ってみました。