小学校であまり勉強が得意でなかった子でも、中学校でいきなり成績が伸びたりします。これはごくごく一般的にあり得ることだと思います。
かくいう、我が家の息子も・・・。
小学校の時は、はっきりいって「普通以下」でした。共通テストでは平均点をはるかに下回っていましたし、算数にいたっては、100点満点中30点台とか普通に取ってました。
通知表は真ん中の「できた」のところに90%○があり、たまに「がんばろう」のところもありました。どちらかというと周りからも、「あまり勉強できないよね」という見方が多かったと思います。
実際、息子本人も、「自分は勉強できないやつ」と思い込んでいたみたいで、周りが中学受験とかをしている6年のころには、全く自分とは無縁の話と思っていたようです。
そんな息子が現在は、とりあえず平均点を下回る成績ではなくなりました。あえて位置を決めるとしたら「中の中から中の上」くらいでしょうか。
小学校で息子よりもできていた同級生は、今では息子よりもテストで点数がとれません。「昔は俺の方が上やったのに~」と言われるそうです。
中学でそこそこな感じになれた大きな理由は?
息子の場合は、二つ理由があると思っています。一つは「やる気」が少し出たこと。目標に向かって頑張ろうとする気持ちが出てきたことが良い方向に働いたと思います。小学校時代は、特別目標もありませんでしたから、息子にとっては、何に向かってやらなければならないのか?理由がなかったので勉強する気もなかったんだと思います。
もう一つは、学習時間の大幅増加です。小学校時代、息子は信じられないくらい家庭学習をしていませんでした。一応学校では宿題という名の家庭学習があるのですが、これを全く提出していなかったのです。それどころか、長期休みの宿題さえださないこともありました。
当時、親は仕事が忙しすぎて、息子の勉強の進捗状況など見ることもなく、全く知りませんでした。面談で先生に、全く提出物を出していないんですよ。と言われ「えッ~!」と驚きの私。
それくらい本当に自学をしてませんでしたので、中学に入ってはじめてまともに「自学」をしましたから、学習時間は以前より格段に増えたのです。こんな状態なので、中学では順位も上がりましたし、息子本人も「自分ってやれば出来るのかも?」という少しの自信もついたと思います。
小学校のうちから偏差値60以上あるという子供さんなら、本当に優秀なまま行きそうですが、小学校の内にあまり勉強が出来ていないからと言って、そのままできないままということはないと思います。
高校などの学習内容になると、また別でしょうが、中学時代の学習内容なら、本気で頑張れば、だれにでも難関高校のレベルに追い付けそうな気もしますし、そこそこレベルなら間違いなくなれると思います。
息子は今は、その次のステージに進まなければ目標を達成できないので、それはそれで、苦しんでいるようですが、何事もあきらめずに取り組めばきっと成果は表れると信じてます。
「努力は人を裏切らない」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。