夏休みが近づいたこの時期、塾での夏期講習のチラシが
沢山入ってきます。
前回は、中学生の塾の夏期講習について、
どんな内容のものなのかなどを書きましたが、
今回は、その続きで、
実際に中1の時に、どんな夏期講習を受けたか、
また、その効果はいかほどだったか?などについてです。
息子は、中1の秋に大手の個別指導塾であるA塾をやめたので、
中1の夏期講習はその転塾する前のA塾で受けました。
通常授業では週1コマの数学しかとっていなかったのですが、
塾からの提案書などをもらい、不安になってきて、
数学、英語、国語で週3コマ、
他、夏期講習専用テキストを5教科分購入しました。
そもそも夏期講習ってどんな内容をするかというと、
簡単に言えば、1学期の復習をするということと、
1学期にできた苦手分野を、この夏期講習でじっくりと勉強し、
理解できるようにする・・・といった趣旨が多いと思います。
でも、今思えば、
夏期講習をこんなに入れたことを、とっても後悔しました。
本当に、無駄な費用を使った感じです・・・。
というのは、
学校からでる夏休みの宿題も、
想像以上にボリュームもあり、結局その内容は、
夏期講習と同じように、1学期の復習になっていて、
ただ単に復習をするなら、この学校からの宿題と、
普段の教科書ワークで事足りたな・・・という印象です。
(まあ、1年の1学期ならまだそれほど難しい勉強内容じゃないので・・・)
その他、本当に苦手で、
自分では理解が難しい部分のみを
徹底的に見てもらう機会として、夏期講習を利用するという方法なら
意味があると思います。
塾の夏期講習用のテキストの内容は、
すごく、大人からみてもやりたくないようなレイアウトで、
普通の問題集より取り組む意欲もわかなそうなものでした。
結局、5教科のテキストは、
真っ白なまま一度も使わず・・・。
無駄にお金を使ってしまった・・・。
どこの塾でも夏休みは夏期講習という名目で、
自由なコマ数、自由な教科を選べるようなシステムにしているかと
思いますが、よ~く考えて、本当に必要なコマ、教科を厳選してとる方が
「やらされ感」はすくないのでは?と思います。
我が家の例は、個別指導塾ですから、
もしかしたら集団塾は、またこの限りではないかもしれませんが、
チラシを見ている限りでは、○○特訓、とか○○夏期集中講座とか、
あれやこれやと、塾側も営業できる時期ですから、
ついつい保護者も、心配になってたくさん選択しがちですが、
長期休みの講習は冬も春もあります。
まずは、本当に必要なことが出来そうか。
効果がありそうなものか?を再考して見てほしいと思います。
さて、我が家は、
この最初の夏期講習であまりにも無意味だったと思い、
転塾した現在の「S塾」でも、長期休みの講習は普段のコマ数と同じ分しか
いれていません。
それよりも、夏休みなどの長期休暇でも、
毎日、家庭での自学を30分でもいいから毎日やる!という
習慣というかリズムを崩さないように、ということに気を付けています。
夏休みに、すっかり学習の習慣がなくなってしまったり、
リズムが狂ったりすると、今度、新学期が始まってからの取戻しが
大変だからです。
夏期講習をガッチガチにやるというより、
毎日の習慣、リズムをいつも通りに過ごすということの方が
大事な気がします。